考えを深めるなら”三上の法則” ~11世紀中国からのアドバイス~
中国宋時代の学者欧陽脩曰く、
考えを深めるのに適切な場所には”三上の法則”があるとの事。
三上とは、「馬上」「枕上」「厠上」
「馬上」
言葉通り、通勤通学など、移動中の時間。
電車や車上に考え事をすると、新たな発想が生まれやすい。
「枕上」
枕の上、つまり就寝前の時間。
寝る前のリラックスした状態では、アイディアが生まれやすい。
「厠上」
厠、つまりお手洗い中。
皆さんの中にも経験のある方がいるかもしれない。
誰にも邪魔されないプライベートな空間なら、集中して考えやすい。考えも深まるということ。
元東芝社長の土光敏夫氏も、「馬上」に絡めて以下の言葉を残している。
同社再建に向けて社長就任後、社内で新聞を読む管理職に対して、
「君、新聞は家で読んできたまえ。
電車の中では、今日一日、どんな仕事をするか、部下にどんな指示をするのかを考えたまえ。」
ただし、疲れ果てている時はゆっくり休むのも大事ですよ!笑